カーナビと勝負

car_navi.jpg 探偵の七つ道具 の一つ、カーナビゲーションシステム。 近年の調査活動においては必要不可欠な機器となっています。
 もともと軍事用のGPS技術が、一般用に普及してきたモノなので、戦争が起きるたびに磨かれ技術向上してきたもの。 まぁこの辺は複雑ですが、私たちの生活の中でもたいへん貢献度の高いアイテムとして定着しています。

 10数年前、初めてカーナビを導入した頃は、「参考にはするけどアテにはしない」 という精度レベル。 ところが、数年後に進化を重ねて新製品になったカーナビに買い替えてみると、びっくり。 どこに行くにも位置情報の表示は正確で、「完全に捉えられているなぁ」 と、まるで完全な追跡を受けているような感覚に襲われました。

 私は、普段走り慣れた道でも、カーナビでルート検索したまま走ることがあります。 「ナビはこんな場面でルート案内するのかぁ」 とか 「さすがのカーナビでもこのルートは知らないんだなぁ」 とか。 実際の道路に比べて、この機械が持つ 『くせ』 や 『弱点』 を把握しておきます。

 これを繰り返し経験しておくことで、調査活動で知らない土地へ行くことになっても、「カーナビ任せ」 にならず、その情報の活かし方や異常具合を、実際の行動や状況推察に活かしていきます。 どんな仕事でも、道具の能力を最大限に引き出し、うまく使いこなすには、その能力を十分に熟知しておくことが大切です。

仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)

overhead.jpg サンルーフ付きで上を見上げながら走っていなければ、まさか頭上から監視されているとは誰も気付かないでしょうね。

 実は、プロ探偵の仕事では、このような高所からも張り込み監視をする事があります。
 繁華街などの路地で長時間にわたる監視が不可能な場合に、こうした高台から高性能望遠レンズなどの機器を使った監視方法を採用することがあります。

 マルタイ(調査対象者)に動きがあったときは、マルタイの動線上に待機させていた調査員に無線で指示を飛ばし、尾行を開始させるワケです。 マルタイからすれば、まったく気付きようはありませんし、決して逃れることが出来ない監視網の中に捉えられ続けます。

 私たちのようなプロ探偵社が、興信・調査などの難しい案件にも成果が上げられるのも、こうした幅広い調査方法とノウハウ、ハイテク機器類の活用などが大きく貢献。 自分で言うのも変ですが、間違っても自分が “マルタイ” にはなりたくない。 …逃れるのはほとんど無理です(笑)。

リスクマネージャー

トゥルー・コーリング 人気番組 「トゥルー・コーリング」 の主人公 “トゥルー・デイビーズ” は、死体安置所で働くある特別な能力を持った女性。 死を迎えた直後の人たちから無念のコール ”HELP ME” を感じ取り、なんと死を迎えるはずだった日の朝に逆戻り。 “トゥルー” は、その朝に目覚めて活躍していくのです。

 彼女は、様々な科学的検証と持ち前の行動力により、死亡原因に至る状況を推測し回避させていきます。 危機を未然に防いだと言う点については、まさにリスクマネージメントと言えるのでしょう。 この “トゥルー” の行動の中には、”探偵的思考の発揮” を随所に感じます。 とは言っても、実際に探偵に依頼されたらタイムマシンでもない限りは助けられるワケないんだけどね。

 企業でもヒトでも、リスクを想定し回避していく技術や対処能力はますます必要になる世の中になっていくでしょう。 私たち探偵に対しての要求レベルや責務もさらに複雑化・高度化していきます。

 「万が一のことを考えてみよう…」 なんて思わせてくれる究極のリスクマネージャー “トゥルー” に会いたいときは、VIDEO(DVD)かテレビでご覧下さい(笑)。 会社や個人の安全を考え直す良いきっかけを与えてくれるかも知れません。

探偵のハハ

tuuchi.jpg 「オレオレ詐欺」 が横行し始めた頃、私の母宛に、”容疑者” から電話が掛かってきたんだそうです。 「あ、オレオレ!俺だよ!」。 しかし、母は 「うちに俺だよって掛けてくるものは居ないんですけどね」(さすが探偵の母だな)。 そして、男はしどろもどろになって退散。

 そして最近になって、今度はこの 『最終通知書』。 … こんなモノが届いたら誰もが理由なく ”ドキッ” とします。 さすがの母も、この通知書には見事に誘導されてしまい、記載された番号に電話してしまったらしい。 念のため非通知で掛けてみると、相手先は 「あたまに186を付けて」 との案内。 ホントに通知して掛け直しちゃったんだって。 … 素直がとりえの家族なもので(苦笑)。 その後、姉妹の適切なアドバイスなどもあり、これ以上相手にはしない、ということで対策決定。 大事には至らなかったのが幸いでした。

 このように架空請求などのトラブルで、プロ探偵に相談されるケースが増えてます。 身に覚えが無いコトについては、相手にしないのが一番です。 常識人の ”良心” につけ込んだ極めて悪質な詐欺なのです。 また別ケースとして、突然 『探偵』 と名乗る人から電話が掛かってきて 「穏便に和解したいから…」、そんな巧みなストーリー仕立ての電話詐欺の手口まで登場しています。

 身に覚えが無いことならば、どんな場合においても毅然とした態度で臨みましょう。 どうしても不安が拭いきれないときには、慌てずにいち早く専門家に相談することも大切。 また、本当の裁判所から通知が来た場合には、放置せずに最寄りの裁判所に確認してくださいね。

メッセージ

gomi.jpg 祭りのあとの光景です。 私は、主催者でも参加者でもなかったワケですけど、この光景から様々なメーセージを受け取りました。

 後からゴミを回収しやすいように、ある程度の個別袋にまとめられ集積されているようですが、ゴミの量に対してゴミ箱があまりにも小さい…。 真っ先にそんなふうに受け取ってしまいました。 会場では、「ゴミは持ち帰りましょう!」 と叫ばれますが、個人のモラルに任されます。 これで解決しないなら次の対策を考えなくちゃいけないのに、知人に聞いてみたところ毎年こんな状況になるんだそうです。

 「ちゃんとゴミを持ち帰ること」 なんていう契約を交わさないと、露店での買い物を許さないようなイベントになってしまう日が来るのかも。 せっかく良いお祭りを楽しませてもらったんだし、ゴミを持ち帰るくらいの ”心の強さ” を発揮したいと思います。

 先日放映された某局の 24時間テレビからは、『モー娘』が 「ちっちゃな ちっちゃな 思いやり~が♪」 と歌っています。 法律や規則で縛られたり、「思いやり」 に報酬制度などが導入されたりする前に、人間の主体性ある行動が発揮され解決していくことが、いつの時代にも、どんな時代にも大切なんでしょうね。