煙にまけない

tobacco.jpg 飲食店などを中心に喫煙ができる空間ってずいぶん限られてきました。 20数年に渡る愛煙家の私としては、どこに行っても煙たがられる雰囲気にちょっと参ってしまうことも。 それでも、周りには迷惑をかけられないので、たいへんな気遣いをしながら喫煙することに。

 健康増進法の施行によって 「受動喫煙の防止」 が施設管理者に義務づけられました。 最近売られているタバコのパッケージにも警告表示がなされ 「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます」。
 ん~、まさに日本的な緩やかで半端な警告。 国外で販売されるタバコの中には 「喫煙は死に至ります」 などの言い切った表現もあるそうです。

 こんなにハッキリ言われたら、心配しながら喫煙を繰り返して他の病気になりそうです(笑)。 昔、ある方がタバコを吸いながら言いました。 「あ~ このタバコのおかげで自分は長生きしているんだ!」 と。 昔は問題意識もなく笑えたジョークでしたが、最近では物議を醸し出しそうな微妙なレベルになっています。

 この先の愛煙家のモラルと行動、まさに “煙にまいて” 誤魔化すことは できない問題に ますますなっていくでしょう。

“名探偵”が生まれていく

kyouhan.jpg ガルエージェンシーグループ では調査員を育て雇い入れるための教育機関として専門の 探偵学校 を独自運営しています。

 先日、2ヶ月間の実践教育を終えた卒業生が全国のガルエージェンシーに配属。 それぞれの想いを胸に実践現場へと出て行きます。 私も プロ探偵講師として教壇に立ち、ある時は尾行実習の模擬訓練で、マルタイ(調査対象者)役として尾行される立場になったりします。

 探偵の立場で言うのも変なのですが、いつも思うのは 「探偵調査の仕事って大変だよなぁ」 ってこと。 こっち(マルタイ=調査対象者)は、好き勝手にお茶を飲んだり食事をしたり…。 人知れず、行動を追い続けるのって大変な仕事。 マルタイ役に扮してみると、しみじみ分かってきたりします。 いっそ、マルタイに 「次はどこに行くんですか?」 なんて聞いてみたくなっちゃう生徒だっていそうです(笑)。 …場合によっては聞くこともあるんですけどね(調査戦法のひとつです)。

 そんな、新人探偵さん達も、やがて “名探偵” と呼ばれるようになる日も来るでしょう。 「困った人を親身になって救ってあげることに使命感と誇りを持つんだぞ!」。 みんな頑張ってね。

デジタル時代

mobile.jpg ここ10年で 『探偵の七つ道具』 も日進月歩、使い方や役割もずいぶん様変わりしました。

 携帯電話ひとつとっても、通信手段の主役になりましたし、撮影機器、GPSシステム、ボイスレコーダーや電子メモ、さらに このインターネット時代を象徴するWEBシステムの環境も考えると、たった一つのアイテムだけで、七つ道具に匹敵するほどの使用方法や能力があります。 携帯電話も アナログ技術から全面デジタル技術へと移行したように、撮影機器や録音機器もほとんどデジタル技術がベースの機器になっています。 ”証拠” という一瞬の映像を商品化していく探偵調査の仕事において、これら情報収集を実現するための ”道具” は必要不可欠です。

 以前、スタッフに 「道具をいたわらないと良い仕事もできないぞ」 とアドバイスしたことがあります。 一方では、『弘法は筆を選ばず』 や 『下手(ヘた)の道具調べ』 なんて 「ことわざ」 もあるので、解釈は難しいところですが、やはりこのデジタル時代が可能にするハイテク調査の成果は無視できないものがあります。

 まぁ、いちばん大切なのは、現場でその道具を使いこなすアナログセンスだったりするんですけどね。 愛情を持って道具をいたわっていれば、ちゃんと応えてくれるものです。

野球って難しい

batting.jpg 「野球って難しい」。 日本人選手として初めてメジャーリーグ通算 1,000本安打を達成したイチロー選手が発した言葉です。

 なんとなく聞き流すとただそれだけの言葉ですが、やはりイチロー選手が言うレベルですから、その世界に通じた者にしか言えない重みある言葉のように聞こえてきます。 自分に限界を作らず常に上昇志向であるが故、しぼり出された血言(新語かな?)ともいえる一言。

 分野は違うのですが、『経営って難しい』 と多くの経営者が発する場面と、それは似ているのかもしれません。 『経営って難しい』。 私だって思わずつぶやいている言葉です。 自分に限界なんて設けていなかったはずが、「もう、目一杯かなぁ…」 なんて、つい弱気になることも。 何気なく自分の発した言葉が自制を誘引してしまうことがあるのです。

 実は私も、かつては高校球児だったこともあり(半年だけですが…)、かなりの野球好き。 バッティングセンターを見つけると、立ち寄らずには居られないという性分です。 さ~て、経営の世界では、イチロー選手に笑われないように、がんばるぞ~。

『ディスポーザー』に魅せられた“開拓者”

disposer.jpg 『ディスポーザー』 という舌を噛みそうな名前を、自分自身で滑らかに言える様になったのは、ここ一年くらいのことでしょうか。

 『ディスポーザー』(キッチンのシンク部分で生ごみ処理する装置)というシステムが各家庭では当たり前となっている アメリカの生活文化を 約20年も前から日本にも普及させようと強固な信念を持ち続けた “生きざま” が綴られた本を読みました。

 これまでにも、アメリカの文化を日本に持ち込んだ二人の方と実際にお会いしたことがあります。 見るからに オーラみなぎるその両氏に共通しているのが、『ぶれない図太さ』 です。 ちょっとした遊び心も湧き、膝の後ろを折るような不躾な質問を試しに投げかけてみたのですが、さすが百戦錬磨の切りかえし慣れ。 腰も信念も座った確かな考え方に照らして、的確な言動を自然体で醸し出す雰囲気は、やはり大したものです。

 私自身、スタッフたちに対して しっかりと “ぶれない信念” をもって伝え切れているだろうか。 我がふりを見直すきっかけとなりました。 どんな状況にあっても、スタッフたちが安心して頼ってくれるような自分の ”考え方” や ”信念” を築いておかないと。 トップがゆらゆらではいけませんから。

ガチャガチャ

gachagacha.jpg 追尾中のマルタイ(調査対象者)が、同行した浮気相手と “ガチャガチャ” に興じてます。 調査中はよくこんな場面に出会(でくわ)します。

 これを会社に帰ってから、報告書にまとめるのですが、いつも この “ガチャガチャ” のことを 何て書けばいいのか悩みます。 この報告書は私たち探偵社にとって、依頼者が私たちの仕事内容を確認・評価するための唯一の記録であり、いわば商品なんです。

 その報告書に、「二人はゲームセンターの敷地内に設置された “ガチャガチャ” コーナーに 20分間ほど立ち寄り、カプセルを購入しました」 なんて書けばいいのかどうか…。 まぁ いちばん分かりやすい書き方なんでしょうけど、報告書としてしっかりと書きたいので、「二人はゲームセンターの敷地内に設置された “玩具(カプセルトイ)” コーナーに 20分間ほど立ち寄り、カプセル自動販売機でいくつかのカプセルを購入しました」 みたいに書き直してみます。 するとやっぱり前文の “ガチャガチャ” という表現を使った方が分かりやすい。 だけど、その分ちょっと幼稚っぽい…。

 提出する調査報告書は、その後誰に読まれるのか分からないものですし、どんな立場のヒトにでも理解しやすく表現しなければいけないので、細かいところにも気を遣うんです。 これは一例ですが、私たちの提供する調査報告書の中のたった一字・一文が、その後の運命を左右する場合だってあるので、責任重大です。

“尺取虫”の如く

departure.jpg 追っていたマルタイ(調査対象者)が乗り込んだのを確認し、列車を見送りました(?)。

 調査現場ではたまにそんな場面があるんです。もちろん追跡調査を止めるわけではありません。 生身の人間であればどこにも逃げようがないので、次の駅で他の調査員にバトンタッチすれば良いワケなのです。
 全国ネットワークを有する ガルエージェンシーグループ なら、仙台駅でマルタイを見送り、東京駅でこのマルタイを捕捉する機動調査も可能。 もちろん、その間に停車する駅があれば、見落とさないための対策は抜かりありません。

 さらに、マルタイの警戒感が高まっているような調査の場合には、ほとんどマルタイに接近しないまま、その行動の行方を追うこともあります。 一回の調査では、最終目的地までの追尾は行わず、そのときは利用する駅だけを掴みます。 そして次の機会には、その駅から向かった住宅地だけを見極める。 こんなふうに、“尺取虫”の動きみたいに着実に進む調査手法です。

 後ろばかりを警戒しているマルタイにとっては、まるで “透明人間” からの追尾を受けているような巧妙さですから、完璧な包囲網やネットワークによる大きな脅威を感じることでしょうね。

市場は自分で創るモノ!

public house.jpg ある知り合いの社長さんが、自社商品の卸し先(買主)を増やそうという思惑で、居酒屋さんの経営者を募集しています。

 この卸元の社長さん、新規開業希望者が見つかると、物件探しから店内外の改装まで手配。 プロデュースからオープンまでを格安でお手伝いします。 フランチャイズ展開ではないので、ロイヤリティ等も必要なく、食材商品のお取り引きをしてもらうだけの仕組み。

 手間や効率のことはさておいても、販路を自分の手で発掘し、創り出していくという点では実にエネルギッシュで柔軟な経営戦略です。 それにオープンまでの道のりを手助けしてもらった新米経営者にとっては専門家のアドバイスが受けられるワケですから安心でしょうし、その後の取引関係も良好に進めることができるはずです。 市場や取引先というのは、自分で創出していけるモノなんですね。 こういう姿勢は見習わなないと。

 探偵業で需要を創ろうと考えるなら、「依頼人を増やす」 ということになるわけかぁ。 「じゃぁ、浮気する男女を増やす(?)」。 …まさかねぇ。 ついバカなことを考えてしまいました。 成功している社長さんは、それぞれに優れた需要創出活動を実践しているものです。 こういった考え方や経営姿勢は、いろんな業種や分野でも参考になりますね。

わき見防止に“プリクラ”!?

kanban.jpg 一部地域の方は、この看板をよく見かけていることと思います。当探偵社がお届けしている “街かど探偵” の野立て広告です。
 ご相談者の中には 「この看板を見て…」 とお問い合わせをいただく方も少なくありません。 あっ、運転中は危ないので 『わき見』 はいけませんよ、停止してからご覧になって下さい。

 わき見運転といえば、先日トヨタ自動車が、運転者の顔の向きに応じて作動する 『プリクラッシュセーフティシステム』 (略して“プリクラ”?) を世界で初めて開発したと発表しました。 わき見で当社の看板が見られなくなります(笑)。

 ただ私の場合は、こんな時代にあって むしろアナログ的な自動車を選びたい気持ちも捨て切れません。 機械やシステムが、ヒトの弱点を補助し、事故防止に大いに役立っていくことももちろん分かるのですが、なんとなく機械やシステム任せになってしまい 本来のドライビングの楽しさや難しさなんかが小さくなっていくのも少し寂しいなぁ。

 近未来は、「追跡ボタン」 ひとつでマルタイ(調査対象者) が乗った自動車の追跡ができるようになったりして。

“静”から“動”へ

golf.jpg なぜこんな小さいボールをこれまた面の小さいクラブで自由自在に飛ばせるでしょう。 ゴルフ界に新星の如くデビューした宮里藍さん。ご存じのとおり地元は東北高校(仙台)の出身。 仙台に関わった人が、世界を舞台に堂々と活躍していく様子、実にうれしいものですね。

 ところで、探偵調査中にマルタイ(調査対象者)がゴルフの練習に行く機会も多いので、私の調査車両にもゴルフクラブを携行しています。 少しは慣らしておかないと現場で恥をかくので、時間があれば練習場に行くことも。 いつも思うのは、なんで止まっているボールなのに うまく当たらないか、ということ(下手なだけ?)。

 実はゴルフって探偵の追跡業務にちょっと似ています。 マルタイの行動にあわせて “静” から “動” へと動いていく繰り返し。 “静” の状態を数時間も息をひそめ監視していたと思うと、動きだした途端、一気に “動” へとシフトチェンジ。 そして、次の立ち寄り先でまた “静” の体制に。

 追跡調査では、ゴルフのラウンドを進めていくみたいに、最後にやってくるグリーン上での詰めに至るまで、すべてが大事。 良いホールアウトのためには、より少ない打数で効率よく計算高く打ち繋いでこないとダメ。 う~ん、ほんとにゴルフと似てるなぁ。