嗜好…エピソード1

20050815_miyage.jpg スタッフからお土産を戴きました(いつもありがとう)。 社内の仲間ですから、お互いの嗜好品をよく分かっていて、各地に行った際に、みんなにお土産を選ぶ楽しみもあります。

 探偵に依頼される仕事の中に、「身辺調査」という類の依頼があります。 「娘の結婚相手の経歴や性格、趣味・嗜好などを調べて欲しい」。 探偵の調査能力が特に問われる依頼でもあります。 マルタイ(調査対象者)の知人関係や周辺住民に 「○○さんの趣味や嗜好はご存じですか?」 なんて当たり前に尋ねたところで 「なんで、あなたに教えなくてはいけないの?」 と返されるに決まってます。

 困難な仕事なのですが、この聞き込み調査こそが探偵調査の醍醐味なんです。 決して、追跡調査でのカーチェイスなんかが醍醐味ではないんです(笑)。 様々な話法を駆使して、情報を話してくれる相手に気持ちよくしゃべってもらうことが大切。 しかも、会話を終わらせたと同時に、寸分の疑いや怪しさをも相手に残さないように会話を終わらせるのがプロ探偵の仕事なのです。

 こうした活動を通じて「身辺調査」という案件が解決すると、依頼者に対して 「探偵として責務を果たせたなぁ」 と実感します。

『にんにく、にんにく』

20050815_umi.jpg 当社にも行方不明者や失踪者の捜索についての相談が数多く寄せられます。 全国では、毎年9万人前後の捜索願いが出され、実際の失踪者の数はそれを大きく上回ります。 失踪した理由にも様々な背景があり、家庭や職場の問題もあるようですが、中には理由がはっきりしないケースも多いようです。
 少し嫌な話なのですが、家出人を捜索する際、自殺の名所などの地域を探し、周辺で聞き込みすることもよくあります。

 さて話は変わりますが、懇意にしていただいている社長さんが、つい最近バイクでの帰宅途中に、財布を落としたとのこと。 すかさず、「にんにく、にんにく」 と東の空に向かって唱えたそうです。 何でも、探し物をするときは 「にんにく、にんにく」 と言いながら探すと良いそうなんです。

 理由は、魔女がいたずらして隠しているから、だって(疑)。 魔女の苦手な 「にんにく」 と言いながら探すと必ず見つかる、と信じて疑わないこの社長さん。 何と、みごと数時間後に交番に落とした財布が届けられ、無事に戻ってきたそうです。 …ほんとに 「にんにく」 効果なのかなぁ。

 「見つからなかったらガルエージェンシーさんに相談するつもりだった」 とか言ってましたけど、きっと 「にんにく」 で必ず見つけられると確信していたに違いありません。 皆さんも探し物をするときに、「にんにく」 を試してみて下さい。 それでも見つからなかったら、探偵にご相談を(笑)。

休む技術!?

20050814_base.jpg  「探偵さんって休みが無いのでは?」 とか 「24時間勤務なのですか?」 などと聞かれたりします。 もちろん、寝ずに働き続けることは身体に良くないので、人生の3分の1程度はちゃんと睡眠をとります(笑)。

 普通の方と違うのは、睡眠のとり方が少し不規則になることがある、ということです。 ところで、睡眠には 「身体が眠る」と言われる ”レム睡眠” と 「脳の眠り」 である ”ノンレム睡眠” という、2種類の睡眠があると言われています。

 プロ探偵の仕事では、マルタイ(調査対象者)の張り込み調査中に、いつ次の行動を起こすかどうか分からない場合が多く、数時間から数十時間もカメラを構え、監視体制を継続することがあります。 そんな時、一番の大敵が睡魔。探偵調査の技術以上に ”レム睡眠” をいかにうまく活用できるか、という能力も案外必要なのです。 モーションセンサー(動作感知)付きの監視カメラのごとく、動きがあった場合にすばやく ”レム睡眠” から身体を目覚めさせるワケです。

 こういうことが難なく出来る優秀なスタッフたちのおかげで、最近の私は、ついつい安心して ”ノンレム睡眠” へと引き込まれてしまっています(…反省)。 どんな業種でも、良い仕事をするためには、”うまく休む” という技術も必要ですね。

この時、あなたは…

20050812_road.jpg 飲食店の駐車場から歩道を横切り、一般道路に出ようとしているところです。 「ハイ、この時、あなたはどこに注意しますか?」。 なーんて、これは教習所の「事故回避トレーニング」などではありません。 実は、探偵調査員による素行調査中においての”ヒトコマ”なのです。

 マルタイ(対象者)が、第2マルタイ(接触者)と食事を終え、レストランから車で出て行きました。 この写真を撮影した調査員は、右手にビデオカメラ、左手に無線のマイク、そして携帯電話のイヤホンマイクを耳に着用しています。 まさに五感の持つ神経をすべて研ぎ澄ませている瞬間。

 食事を終えてレストランから走り去ろうとするマルタイのクルマを追うべく、こちらも歩道を横切ろうとしたのですが、左方向から通りがかった女性がいたためにいったん停車。 歩道をふさがれそうになってしまった女性はちょっと怒り顔(←本当にすみません)。 またさらに右側からは、電動スクーターに乗ったお年寄りが何の躊躇もなく調査車両の前を通過していこうとします(おじいちゃん早めに通り過ぎてちょーだい)。 走り去っていくマルタイのクルマの行く先に集中しながらも、焦りの色は隠せません。

 気持ちを落ち着かせながら、一般歩行者の安全を確認し、調査車両を走らせました。 「さぁ、再び尾行開始。次の移動先はいったいどこだぁ?」。 皆さんが過ごしている何気ない生活の側で、プロ探偵のお仕事が進行中だったりするんです。

キャリアトーク

20050811_seminer.jpg セミナーを受講してきました。 「教える人」のための教え方のコツ、についての勉強です。 今話題のコーチングとはまた違った視点でのワーク形式のセミナー。
 正直に言いますと、私はワークがあまり好きではなく、できれば講義をひたすら聴講していたいタイプです。
 でも、コミュニケーション術を磨くには、このワーク形式セミナーは一番効果を感じます。 積極的な気持ちにシフトして頑張らないと。

 この「キャリアトーク」を主宰する講師の方は、仙台市出身で高校時代に人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」の「5分間DJ」という企画で、全国初の女子高生DJとして注目を浴びたフリーアナウンサーです。 最近では小泉内閣タウンミーティングのコーディネーターを務め、コミュニケーション技術においては達人とも言える方。 話の随所に役立つ情報がいっぱいで、価値観の高いセミナーとなっています。

 さてさて、当社のスタッフだって頑張っております。 ただいま産業カウンセラーの資格取得のため、半年ほど講習に通って猛勉強中(感心感心)。 仕事に活かすためのスキル習得が目的ではあるものの、個人としての社会生活にもきっと役立つものがあると思います。 私もスタッフたちの成長に負けないように、弛まぬ努力で前進し続けなれば。

 今回のワークでも、自分の話し方の「良い点」や「悪い点」が見えてきましたし、ますます色んなことを吸収していくぞぉ。 ちなみに私の話し方って、「ゆったりとした話し方のスピードなので信頼できる」が、「声のトーンに波が無いので、集中しどころがつかめない」ということが分かってまいりました。 今日から「つかみ」を取り入れた話し方を心がけます。

はじめの一歩は複雑怪奇・・・

tonneru.jpg 探偵に依頼させる仕事では、カンタンに結論付く案件も少なくなりました。 依頼者は真から困っていて、少しでも多くの真実を知りたがっています。 ところが、探偵社に相談するくらいですから、ほとんどのケースにおいて、内容は複雑で解決困難と思われることが多いです。
 十分なノウハウや調査経験を積んできたはずの私でさえ、初めてヒアリングを取らせてもらうときは、いつも 「さて、どこから手を入れていこうか…」 と考え込みます。

 実際に調査に入ってみても、予測どおり多くの情報は得られません。 やっとの思いで手に入れたわずかな情報のひとつ一つを、パズルの完成図を予測するように頭の中で繋ぎ合わせ、つじつまや根拠を合わせ、そしてまたその裏付け(裏取り)調査を繰り返していきます。 まるで、出口の見えない長いトンネルを進むような作業です。

 これで、困っている方が救われて安心した生活が取り戻せるなら、こちらもカンタンには諦められません。 仕上がった調査報告書は、それを見てしまえば、しっかりとまとまった記録情報ですが、地道な情報収集活動や裏付け調査を根気よく積み重ねてきた結果なんです。

 だからこそ、探偵調査に携わるスタッフたちもやっと光が見え初めて来た時の悦びが、一つのやりがいともなり、それまでの苦労も忘れて日夜頑張ってくれているのです。

特製ラーメンで九死に一生を得る

20050804_uchu.jpg めったに体調は崩さないのですが、このまえ不覚にも風邪でダウン。 喉が痛く体は怠く辛い数日でした。

 風邪をひくと思い出します。 ガルエージェンシーを開業したばかりの頃、東京歌舞伎町での尾行調査を済ませ、翌朝早く関西での調査に向かうため、仮眠しようと入ったサウナ(当時は雑魚寝状態)で風邪をもらい、翌朝から絶不調。風邪薬を飲んで意識もうろうとしながらも予定の情報収集を必死の思いでなんとか消化。 その後の帰路では、まるで、スペースシャトルの野口さんが着ている 120キロの宇宙服を着ているような重い身体で、これまた重い調査機材バッグを引きずり、いつ倒れてもおかしくない身体と気持ちに鞭打って歩きましたが、もはや限界。

 偶然、目に飛び込んだ一軒のラーメン屋に駆け込みました。 「風邪に効くラーメンくれぇ」。 私の青ざめた顔を見て、すぐに察してくれた親父さんが、「おぅ、ちょっと待ってな!」と、ニンニクたっぷりのみそ野菜ラーメンを作ってくれたのでした。 体調を崩すとあの親父さんが作ってくれたラーメンを思い出します。

 「風邪に効くラーメン」なんていうのが本当にあったら、今では薬事法に引っかかるんでしょうけど、初めて飛び込んで来た私を心配して、突発的な注文を軽々と受けてくれた親父さんの機転や人柄、深い優しさ。私もこういう人間になりたいと思います。